中医薬膳学とは

こんにちは♪
今日は少し真面目な投稿ー。
 
 
薬膳料理という言葉は、今や聞き慣れてる言葉じゃないでしょうか。
 
 
今日は、当サロンでも扱っている漢方アロマや漢方薬膳茶の由来を書いてみようと思います!
 
 
(漢方)とはなんでしょう。。
漢方の漢とは⇒中医学と漢方が出来た<漢>の時代を意味し
方とは⇒方剤(生薬をブレンドする処方箋)を意味しています
 
 
 
(薬膳)とはなんでしょう。。
薬膳の薬とは⇒中薬のこと(調子が悪い時に食べる食材)
膳とは⇒料理のことです
 
 
 
 
現代栄養学の歴史は約100年余り
中医薬膳学の歴史は2000年余りとかなりの歴史があります
 
 
 
 
原始人類はこの歴史の中で、食べれるものと食べれないものや調理する事を中毒や病気を繰り返し
実践と経験を通して、<食>から<薬>を見つけ、<医療行為>が生まれ、その行為によって<医学>が誕生しました。
 
 
 
そして人間は、調理した事で、腸の働きが良くなり、それにより気血が良くなり脳が発達したと言われています。
 
 
 
良く栄養学や健康食で耳にする365品目。。
 
 
 
 
これについては、後漢時代に書かれた有名な薬物学の著書<神農本草経>に既に記されており
食材(ここでは薬草)上、中、下の3分類に分かれています
 
上⇒120品目 生命力を養う
中⇒120品目 体質改善に用いる
下⇒125品目 病気を治す
 
これを、ブレンドする配合法を漢方薬の基本にし(方剤)更に食材や中薬の効能が、どの臓腑に帰経するか治療範囲も明確になりました
 
 
 
更に各薬の薬効性を書いたのが明の時代<本草網目>
 
 
これが薬膳学の基本の歴史です。
 
 
 
東洋医学というと聞き慣れず難しいですが、今の医学や食事、良いとされてる生活習慣は全てこの歴史からきています。
 
 
 
少しわかりやすい例を最後に書いてみますので、思い当たるものがあったら取り入れてみてくださいねーー♪
どの味がどの臓器に入るかを書いてます!
 
 
●酸味(渋み)⇒肝臓
食材~杏、ざくろ、酢
適用症~多汗症、下痢、頻尿、慢性の咳、動悸
※むくみの酷い人は食べない方が良い
下痢や尿が出すぎる人は食べると調整してくれます
 
 
●苦み⇒心(心臓、精神)
食材~ゴウヤ、お茶、そば、グレープフルーツ
適用症~発熱、ニキビ、便秘、胃もたれ
※体の冷えてる人は控える事
 
 
●甘味⇒脾(胃)
食材~穀物、果物、ハチミツ、砂糖、クコ
適用症~慢性疲労、虚弱、痛み
 
 
●辛味⇒肺(大腸)
食材~生姜、ねぎ、にんにく、トウガラシ
適応症~風邪、冷え、痛み、ストレス
※気血を巡らせる。また、血を止めて痛みを止める
 
 
●塩辛い⇒腎(子宮、泌尿器)
食材~昆布、のり、海藻、塩、魚介類
適応症~血虚、便秘、
※体のしこりや塊を柔らかくし改善する
 
 
 
ちなみに、今の季節は<肺><大腸>を強化しましょ~~~~!